WebデザインノートBOOK

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Webデザインノート|パス指定について

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HTMLのパス指定について。

ここはLinux/UNIXとかプログラミングと概念は一緒ですので、
簡単に“パス”というものについて説明いたします。

●パスを説明する前に、PCの基礎概念について。

 みなさん、PCを使っている中で、
 ファイルとかフォルダというものは必ず触れているはずです。

 ここで確認。

 ・『ファイル』とは、「.exe」とか「.jpg」とか「.htm」
  などの“拡張子”が付くものを指す。(例外あり)

 ・『フォルダ』とは、中にフォルダやファイルを
  入れる事の出来る“入れ物”全て。
  また、フォルダのことを本来『ディレクトリ』といいます。
 

 
●いま開いている“場所”

 ex)
 「practice」 ― 「photo」 ― 「写真ファイル(〜.jpg)いっぱい」
          \ 「html」 ― 「HTMLファイル」

 こんな形でそれぞれ配置したとします。

 ・目的の写真ファイルを開く為に「practice」→「photo」フォルダに移動します。
 そこには写真ファイルがいくつか入っています。
 一覧のようにそれら写真ファイルが見えてます。

 ⇒この状態、つまり今いる“場所”が『カレントディレクトリ』といいます。

 ↓
 カレントディレクトリを指すパス記号が『 . 』(ドット)です。

 つまりこの場合…
 「./写真ファイル名.jpg」と指定する方法。
 これを『相対パス指定』といいます。


 これに対して、どの場所にいようが目的のファイルに辿りつける方法。
 例えば、現在のカレントディレクトリが「html」である場合でも、
 「practice」 ― 「photo」 ― 「写真ファイル名.jpg」
 とパス指定していれば絶対に目的のファイルを開くことが出来る。
 これを『絶対パス指定』といいます。(この例では厳密には違うが)


 ※おまけ
  現在いるフォルダから1つ上のフォルダへ移動したい場合。
  『 .. 』(ドット二個)で指定できます。

 ※おまけ2
  以上を理解すると、Linux/UNIX等でも役に立っちゃいます^^



●以上の点を踏まえた上でネット上の話に置き換えると…

 ・検索エンジンなどから一発で検索できるアドレス指定を
  『絶対パス指定』

 ・今開いているページ(上で言うカレントディレクトリ)から見たアドレス指定を
  『相対パス指定』(自分の同じサーバー領域内に限る)